第14話 「敗北そして崩壊…ロストワールド・エンドロール」 大人が選ぶカブトボーグ ベストテン2位
脚本 千葉克彦
世界はブラックゴールド団と大量のブラックボーグによって未曽有の危機にさらされていた
敗れたボーガーの意識を操るブラックボーグによってブラックゴールド団は勢力を増していき、ビッグバンオーガニゼーションすら手出しができない程になっていた
かつてのライバル達の力を借りて敵の追撃を逃れ、瓦礫の山となった街を突き進むリュウセイさん達
200億のブラックボーグを放つ計画を阻止し、コントロール装置を破壊するため、ついに敵の本拠地に乗り込む3人
だがブラックゴールド団首領は臨機応変にタイムリミットより一足早く、世界征服計画を発動させていた
襲いかかる86億のブラックボーグ軍団
リュウセイさんたちは。。。そして世界の運命は。。。
WEB漫画版カブトボーグの作者、岩本御大の言葉を借りて言うと、このアニメを視聴するに一番重要なのは「受け入れられるか否か!」である。
引き返せないぞ。受け入れたら引き返せないぞ!
おそらく多くのボーガーにとってターニングポイントとなったであろう回
第10話 「兄弟対決!ディープ・ギャラクシー・アタック」
脚本 隅沢克之
リュウセイさんと『ガルフストリーム笹本』のバトルに乱入してきた仮面のボーガー『ヴァイス・バロン』とボーグ『ヴァイス・ツェッペリン・ケーファー』
次に会うときがリュウセイさんとトムキャットビートルが敗れる時、そう宣言し飛行船で去っていくバロン
マダムジェニファーから聞かされたヴァイス・バロンの話。元日本人だった彼は父親のスパルタ教育から4才の時に逃げ出し、単身ドイツに渡っていたのだ
それから10年の歳月が流れ、彼はヨーロッパチャンピオンにまで登りつめていた。
そして明かされる正体は『天野河銀河』、なんとリュウセイさんの兄貴だという。さらにこの兄弟対決はビッグバンに仕組まれた罠だった!
リュウセイさんをビッグバンオーガニゼーションの手先だと勘違いしたバロンは挑戦状を送りつけてくる。 かくして兄弟対決の幕は上がった。
重装甲をもつ『ヴァイス・ツェッペリン・ケーファー』と冥府魔道を生き抜いてきたヴァイスバロンの実力はリュウセイさんを圧倒していた。
「だからこそ言おう!俺は親父を憎む!親父に教えられたボーグバトルを憎む!カブトボーグを愛する貴様を憎む!」
お互いの必殺技が激突した瞬間、ビッグバンの部下達が飛行船を襲撃
ガルフストリーム笹本の奇襲でヴァイス・ツェッペリン・ケーファーがダメージを受けるも必殺技『デアレクスト・ガラクシィシュトース・マクシマールコメート』であっさり撃退。
勝負は続行され再び激突する両者だったが、ダメージのせいで出力が上がらないヴァイス・ツェッペリン・ケーファーは押されてしまう
「だったらこのバトル!」「リュウセイ君がもらった!」
だがしかし、リュウセイさんの言葉でカブトボーグへの愛を取り戻した銀河と復活するヴァイス・ツェッペリン・ケーファー。
勝負は引き分けに終わったが銀河は自らの負けを認め、ビッグバンの野望阻止をリュウセイさんに託しドイツに帰っていくのであった
やっぱりケンカツジは外道&オチは親父が担当のパターンが完成。
第9話 「輝け!ダイヤモンド・ダイヤモンド・ダイヤモンド」
脚本 浦沢義雄
クラスメイトの『相馬友子』に頼まれ『ボーセン』に入り浸る不良主婦を更生させるため立ち上がったカツジ
巻き込まれたリュウセイさんとケンの分のボーガー生命も賭けてボーグバトルを挑む。
だがしかし、おばさんテクニックを駆使する『石田君のお母さん』のペースに引き込まれてしまい苦戦するカツジ
さらに必殺技の『ストリート・バーゲンセール・フラッシュ』は他のおばさんボーガーすら操る恐るべき技だった。
「あの頃君は!若かったー!」
石田母の若い頃の写真を見せて精神的ダメージを与える作戦にでたリュウセイさんだったが、火に油を注いでしまい逆効果。
その後カツジは辛くもバトルに勝利するも、その心には敗北の二文字だけが残ったという
よくわからない回
第8話 「鎮魂歌!リビング・レジェンド・グッド・ナイト」 大人が選ぶカブトボーグ ベストテン8位
脚本 千葉克彦
初めてのボーグバトルをする『カツジのお爺ちゃん』を秒殺してしまったリュウセイさん。
闘志に火がついた爺さんは、大人買いでオプション強化したマシン『カムヒア・グランドファーザー』と必殺技『メモリアル・メリーゴーランド』で再戦を挑む。
『メモリアル・メリーゴーランド』はお爺さんの68年分の人生経験を力に変える技だった
「私が産まれた日、世界には戦争の気配が漂っていたという!」
「俺が産まれた日、親父は世界征服を思いついたという!」
それぞれの思い出をぶつけ合うが、リュウセイさんの68倍も生きているカツジの爺さんが圧倒的に有利だった
人生経験の差でリュウセイさんを追いつめるお爺さん。10年分しかないリュウセイさんの人生では攻撃を受けきれないのだ。
しかし・・・
「俺の人生には10年の重みしかない!だけど俺は無限の未来を語るんだ!」
「30歳!連続防衛記録更新!」
「60の俺!ボーグバトルで親父と最終決戦!」
リュウセイさんの濃密で壮大な人生設計から繰り出される攻撃がお爺さんに炸裂する
100歳まで続いたリュウセイさんの圧倒的な未来予想図の前に屈するカツジのお爺さん
かくして、自分も100まで生きてボーグバトルを極めることを誓い去っていくお爺さんだった。
死ぬ死ぬ詐欺、皇帝宣言、ツッコミ冴えわたるケン、ゾンビ一家、休む暇のないネタの嵐で文句なしベストテン入り
第7話 「涙の素パスタ!オーバー・ザ・レインボー」 大人が選ぶカブトボーグ ベストテン 9位
脚本 浦沢義雄
ロイドさんの思いつきで急遽、回転寿司店『釜山港』の開店記念ボーグバトルに参加させられることになったリュウセイさん。
回転寿司食べ放題を賭けて戦う相手はイタリア貴族の末裔、天才美少女仮面ボーガー『ベネチアン』であった
宣戦布告に現れたベネチアンの匂いを嗅いだリュウセイさんは何かを思いだし、
「何を?」 と問うカツジに 「適当に考えておいて!」 とだけ残し、ベネチアンを追いかける。
なんとベネチアンの正体はリュウセイさんの隣の席の板里網子だった。
彼女は寝たきりの祖父母、両親、そして幼い兄妹のために食べ放題を賭けたバトルに参加する事を知ってしまったリュウセイさん。
やる気のないバトルをするリュウセイさんにカツジは苛立ち「僕達に寿司を食べさせたくないんだね」と吐き捨て、ケンはリュウセイさんに殴りかかろうとする
ロイドさんに真のボーガーというものを教わり、ベネチアン一族の過去を聞いたリュウセイさん。
そしてリュウセイさんに贈られた言葉で逆上したベネチアンに逆ギレしたリュウセイさんが逆転勝利
ベネチアンの次なる挑戦を叩きつぶすことを、夕空に誓うリュウセイさんであった。
謎会話。語り草となった素パスタの登場。ケンカツジのクズっぷりが明確になった回である
第6話 「魂の叫び! トワイライト・フレンドシップ・ソウル」
脚本 下山健人
条例でお米以外の炭水化物を追放しようとする『米田市長』によってパンが食べられなくなり、町から出て行こうとする『ロイドさん』
市長のもとに殴り込んだリュウセイさんは、市長の辞任と自分とカツジの命をかけてボーグバトルを挑む
『市役所サービスセンターズ』を破ったリュウセイさんの前に現れた次なる刺客は、なんと炒飯を守るために米田の手下になっていたケンだった。
「お前、身も心もお米になっちまったのかよ!」 親友の命とお米をかけた、壮絶なバトルが始まる
炒飯を背負ったケンの実力は命をかけたリュウセイさんをも上回っていた。追いつめられるリュウセイさんだったが、カツジの機転により窮地を脱し、逆転勝利。
ついに米田市長が出陣。稲刈り機のような禁断のアームオプションパーツを装備したボーグ、汚い手でフィールドを支配する市長だったが、
左腕を犠牲にしたケンの造反の一撃によってできた一瞬の隙を突かれ、リュウセイさんの必殺技が炸裂。敗れた市長は辞任を余儀なくされた。
かくしてこのシティ?タウン?にお米以外の炭水化物の平和が取り戻されたのであった。
ケンがボケだすと収拾がつかなくなる可能性が高いことがわかった回である
第5話 「目覚めろ! ボールディング・トリプル・スクリュー!」
脚本 大和屋暁
リュウセイさんの父親が経営する学習塾に一日体験入学することになった3人
『よく学べ、よく遊べ』をモットーに勉強とボーグバトルの両立を図る優良な塾であったが、
『クラスのアイドルみなこちゃん』から実しやかに囁かれている塾の黒い噂を聞かされる
真偽を確かめるためリュウセイさん達は塾の中を捜索、そして隠された部屋を見つける。
そこはあらゆる英才教育を詰め込まれたエリートを養成する、ビッグバンオーガニゼーションの秘密教室であった。
ビッグバンの野望を阻止するため、そのエリート養成プロジェクトのトップ3である『田嶋、桜井、中村』のガリ勉3人組とチームバトルをすることに。
頭脳を武器に相手の動きを計算、予測するガリ勉組にケンが倒されピンチに陥ってしまう。
だが『教わることで満足し、成長が止まってしまっている』ガリ勉組に対し、カツジ達はボーグバトルを愛し命をかけている。
彼らは一分一秒、そしてこの瞬間にも成長しているのだ
ほとばしるボーグ魂で勝利をつかんだカツジとリュウセイさん。 しかしビッグバンの『ダーク・ビッグ・プロジェクト』は静かに動き出そうとしていた・・・
リュウセイさんの認識が親父≠ビッグバンで割り切れている事がわかった回である
第4話 「ライバル登場! 必殺ヴァリアブル・ルルド・ウォーター」
脚本 大和屋暁
突如街に現れたスゴ腕ボーグバトラー『ジョニー・ザ・ファーステスト』
「言葉なんていらねえ、感じろ。お前らとは密度が違うんだ。生きる密度がな。」
リュウセイさん達はクラスメイトの西山君から公営練習施設がジョニーに襲撃されたと知らされる。
現場に駆け付けたリュウセイさんに、待ち構えていたジョニーが勝負を挑むが「絶対嫌だ!」と拒否されるのだった。
『マダムジェニファーの情報屋』でジョニーに関する有力な情報を得たリュウセイさんは、ジョニーとの決闘を決意
バッファローの群れを弾き飛ばす程までに鍛えられたジョニーの愛機『ウェスタン・パイオニア・スピリット』に翻弄されるリュウセイさん。
リュウセイさんを破り、頂点へ登りつめると宣言するジョニーに対して
「お前、本名は山田一郎っていうんだってな!負けるわけにはいかない!親のくれた大切な名前を恥ずかしがって隠すような奴にはな!!」
精神攻撃で揺さぶりをかけたリュウセイさんが逆転勝利
ジョニーにボーグ魂を説き、再戦を誓うジョニーを無言で見送るリュウセイさんであった。ネ!ウン、マカロニダイスキ!
ジョニー三部作@、精神攻撃が得意パターン、ロイドさんのウザさが決定的となった回である
第3話 「守れ! 鉄壁のサイキック・ドラゴン・マスター」
脚本 大和屋暁
リュウセイさんとカツジの親友『ケン』は中華料理屋『昇竜軒』の息子である。
しかし昇竜軒のはす向かいに、世界中にチェーン店を持つ『中華三兄弟』の中華料理屋『幸楽』がオープンしたことで経営の危機に陥る昇竜軒。
幸楽に乗り込んだリュウセイさんはお互いの店の無条件退去を賭けた3対3のボーグバトルを勝手に申し込む
ケン「負けたらどうするんだ!」 リュウセイさん「勝てばいいんだ!勝てば!!」 生活かかってるケンとリュウセイさん達はケンカをしてしまう
だが、妹のリンリンに連れられて行った深夜の公園でケンが見たものは、死に物狂いで特訓するリュウセイさんとカツジの姿だった。
中華三兄弟とリュウセイさん、カツジ、そしてケン。2本先取のバトルが始まる
カツジは特訓でした突き指が原因で敗北、リュウセイさんは圧勝。昇竜軒の命運は、ケンとその愛機『キー・オブ・ザ・グッドテイスト』に託された
間違った理由で勝利を確信する中華三兄弟に対し、もっとよくわからない理由で中華4000年の必殺技『チャイナクック・マーベラス・チャーハン』を放つケン
最終的に炒飯が酢豚を破り昇竜軒チームが勝利をおさめる。
しかし、リュウセイさん達を不気味な影が見つめるのであった・・・
カブトボーグ名物となる はす向かいシリーズ、伝説のクレーマー、回収する気のない伏線 等々の始まりである
第2話 さらば友よ! 涙のメタリック・ギガトン・クラッシュ!
脚本 大和屋暁
リュウセイさんの親友『カツジ』が突然リュウセイさんに戦いを挑んでくるが、戦う理由がないと拒否するリュウセイさん。
街中でビラを配り、演説までしてリュウセイさんを誹謗中傷し挑戦を受けさせようとするカツジ。
そしてカツジの母親からカツジは余命が3日と宣告されていた事を知らされるリュウセイさん。カツジは最期の闘いの相手に親友でありライバルのリュウセイさんを選んだのだ。
遂に約束の場所で相対する2人
「真剣勝負だ!決着をつけるぞ!」
心臓の痛みに苦しむカツジに容赦なく攻撃を仕掛ける勝負の鬼リュウセイさん
「負けてやることは簡単だ。しかしそれはカツジとの永遠の友情を裏切ることになる!」
カツジはそんなリュウセイさんに憧れていたのだ。自分の死を悟ったカツジは、己の全てをかけた一撃を放つ
「もってくれ僕の心臓・・・僕と『エレクトリカル・スピードワゴン』の最後の必殺技だ!デンジャラス・サンダー・アルティメット!」
しかし『レッドアウト・ゴールデン・マキシマムバーニング』によって吹き飛ばされた『エレクトリカル・スピードワゴン』が胸に突き刺さり倒れるカツジ。
だがよくわからない理由で死の淵から蘇ったカツジは不治の病を克服し、今まで通りみんなとボーグバトルができるようになったのである。
これが噂の カツジ死ぬ死ぬ詐欺シリーズ である
第1話 「親父超え!勇気のライジング・プロミネンス」 大人が選ぶカブトボーグ ベストテン 1位
脚本 大和屋暁
ボーグバトル『ギャラクシーカップ』の準決勝で悪の組織『ビッグバンオーガニゼーション』のナンバー2『ガルフストリーム笹本』と対峙する主人公の少年『天野河リュウセイ』。
逆転勝利を収めるが決勝戦の相手『ビッグバンオーガニゼーション総帥・ビッグバン』から「今のお前では私には絶対に勝てない」と宣言される。
次の日、その言葉が気になって一睡もできなかったリュウセイは試合前からボロボロになるも『クラスのマドンナさやかちゃん』の言葉で復活、決勝戦の舞台にあがる。
バトルスタート。激突で砕けたマシンの破片がビッグバンの仮面に直撃し、壊れた仮面から現れたビッグバンの素顔を見たリュウセイは叫ぶ
『お、親父!?』 ※ここまででAパート
「あの優しくも厳しい親父が、俺や皆に様々な嫌がらせをしてきたビッグバンだったなんて!」
ショックで追いつめられるリュウセイ。
だがよくわからない理由で復活&パワーアップしたリュウセイさんが必殺技『レッドアウト・ゴールデン・マキシマムバーニング』で見事ビッグバンを打ち破る。
ついにギャラクシーカップ新チャンピオンとなったリュウセイさんに仲間たちが駆け寄り、観客からは大歓声が。
そして少年は悟る。「親父は俺を強くする為にビッグバンになったんだ。俺の為にあえて悪に染まったかのように・・・」
最後まで観客の声援に笑顔で応えるリュウセイさんであった。 第一話完
これが伝説の第一話最終回である